大人用おむつの医療費控除

大人用おむつも医療費控除の対象になる!

大人用おむつの医療費控除若い方が入院などをすると、想像以上に大人用おむつが使われていることに驚かれる方も多いのではないでしょうか。
実際、入院などで、大人用おむつや失禁パッド類を使う方は多いですが、医師が必要と認めた紙おむつ、失禁用パッドなどの購入費は医療費に含まれることはご存知でしょうか。
医師が必要と認めた紙おむつ、失禁用パッドなどの購入費が医療費に含まれるということは、医療費控除を行う際の医療費として、大人用おむつに掛かった費用も計算されます。

医療費控除は、すでに納付した税金の一部が還付されることを言います。医療費の合計が年間で10万円、または所得金額の5%を超えた場合に申告すると、税金の一部が戻ってくるのです。もちろん、紙おむつ、失禁用パッドなどの購入費も控除の対象ですから、準備だけはしておきたいものです。
医療費控除の対象となるには領収書が必要ですから、紙おむつや失禁用パッドでも、領収書を忘れずとっておきます。また、かかりつけの医師に「おむつ使用証明書」を発行してもらいましょう。「おむつ使用証明書」は発行日に関係なく、証明書に記載した期間に購入したおむつ代が医療費控除の対象になります。

なお、2年目以降の確定申告でも紙おむつを使う場合は、介護保険の要介護認定を受けている方だと、「おむつ使用証明書」の代わりに、「主治医意見書の写し」または、主治医意見書の内容を「市町村が確認した書類」が使えます。介護保険適用外の方は、2年目以降も従来どおりの書類が必要となりますので注意してください。

対象者 医療用に大人用おむつ(失禁パッド類)を相当量使用した人
必要書類 10万円(または所得の5%)以上分の医療費・薬代などの領収書、主治医が書いた「おむつ使用証明書」、「主治医意見書の写し」または主治医意見書の内容を「市町村が確認した書類」その他医療費控除に必要な書類。
申請期限 原則2月16日から3月15日
申請先 最寄りの自治体や管轄税務署

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